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3.11震災復興視察の旅②

 

目的地に向かいアミティを走らせる中、偶然『震災遺構 中浜小学校』が近くに有る事を知り立ち寄りました。
宮城県山元町にある小学校です。

 

経験したことの無い大きな地震と津波警報の発令、その緊迫した中での判断と行動により、90人全員の命を守り抜いた小学校です。

 

海沿いにあるこの小学校、津波到達までの予想時間は10分でした。
しかし、マニュアルにある高台の避難先までの所要時間は20分であることから、内陸に移動する水平避難ではなく、校舎の屋上に移動する垂直避難を選びました。

 

校舎のデザインには特徴があり、屋上には三角屋根がありました。そしてその三角屋根の内部の空間は普段は使用頻度の低いものの保管場所として使用されていました。
その空間に避難し、無事全員が助かったのです。

 

後に校長が、奇跡を起こしたいくつかの偶然についてお話されています。

 

・震災の2日前にも地震があり、その時に避難場所までの所要時間を再確認、いざという時には「場所」ではなく「時間」で判断することを教員間で共有していた。
→震災の際、垂直避難することを迅速に判断、行動出来た

 

・当初は20mと予測されていた津波が先の津波の引き波とぶつかり、波高が低くなった。
→三角屋根の空間までは浸水しなかった
もし20mのままだったら、三角屋根の空間も津波にのまれていたとのこと

 

・校庭に積み上がっていた瓦礫の山が、引き波に攫われ、校庭が綺麗になっていたこと。
→救助に来たヘリコプターが校庭に着陸することが出来、迅速な救助につながった
もし着陸出来なければ、上空から一人一人を引き上げる方法になり、90人という人数を救助するのには大幅な時間がかかっただろう

 

それでも校長は今でも当時の判断が正しかったのかどうか迷いがあると話しているそうです。
しかし私は、普段からのこの学校の防災意識の高さが数々の偶然を引き寄せ、必然的に全員が助かったのだと感じました。

 

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