2026スーパー耐久第4戦菅生
前戦富士24時間大会では、ペースもなく終始厳しい闘いを強いられました。
ここまで3大会でライバルとの差を埋める決定的な要素が見つけられず、もどかしい時間が過ぎていました。
そこでチームは、エンジンをスペアエンジンに載せ替える作業を施し、今大会を迎えました。
好転することを期待し、木曜日の専有走行に臨みました。
7月3日金曜日
専有走行は木曜日からありましたが、天候不良のため走行を見送りました。
前日に走行ができずに終えることとなりテストメニューを短い時間で進めていかなければなりませんでした。
しかし、この日も天候は雨が降ったり止んだりと安定しない空模様。
路面も濡れているところと乾いているところが存在するダンプコンディション。
思うように走行ができない中、平中選手、水野選手の予選シミュレーション。
国本選手と僕でロングランのシミュレーションをそれぞれ進めていきました。
平中選手のコメントでは、エンジンは前回より速くなっている。
ただ、マシンバランスはコーナーミドル手前からのアンダーステア。
それを起因とするコーナー出口でのオーバーステアがあるとのことでした。
ロングスティントにおいても同じ症状を確認し、国本選手の提案でダンパー、スタビライザーのセットを変更し、予選、決勝に備えることとなりました。
7月5日日曜日
今大会はクラスを2分割し、1dayでのレースフォーマットとなりました。
僕らST-Zクラスは前日土曜日に関してはオフで、ST-4クラスに参戦する884号車の応援のみとなり、日曜に予選、決勝が行われました。
また、これまでのA.Bドライバーベストタイム合算において決められていた決勝のスタートポジションですが、今大会は予選形式も変わり、まずはBドライバー予選において順位を決め、その後Aドライバー予選の上位半分、下位半分でそそれぞれ予選枠を分け、Aドライバー上位数台の中で予選順位を争い、上位の中でポジションを決め、その後下位数台の予選を行い、下位の中のポジションを決める新しい形式が採用されました。
この日も天候は相変わらず不安定で、Bドライバー平中選手の予選はダンプコンディションで行われました。
難しいコンディションを流石の走りで合わせ込み、今季ベストの3番手で予選を終え、Aドライバー予選の上位グループに入る事ができました。
続くAドライバー予選水野選手もダンプコンディションでの予選に。
勢いよく攻める様子がモニターでも確認とれ、結果2位のラップタイムを記録。
しかし、このラップは走路外走行のペナルティで予選タイム採択されず、最終結果4位となりました。
午後からの決勝。
スタートは国本選手から。
スタートから前を走るシリーズランキングトップの25号車フェアレディZに迫る走りをみせるも、抜き辛いコースと車両特性の違いによりオーバーテイクまでとはならず。
その後はタイヤの摩耗と共にペースが落ちジリジリと離されてしまう展開で、1時間20分のロングスティントを終える頃には40秒近い差をつけられてしまいました。
セカンドスティントを担当する僕はタイヤ無交換作戦を任されスタート。
ほとんどのライバル勢は左肩輪を交換。
40秒あった差はピット作業で約5秒差まで縮めることに成功しました。
タイヤの条件が劣勢な中なんとかくらいつき、自身のスティントを走り抜き、続く水野選手へ。
ここで、タイヤ4輪交換。
安定したペースで走行を重ね1つポジションを上げ3位で最終スティントの平中選手へ交代。
ここでもチームは無交換作戦を決行。
前を走る1.2位のマシンは大きく離れてしまい、後ろから迫るライバルから逃げきるミッションを平中選手が任されました。
ペースに勝るライバルからのプレッシャーを受けながらも、さすがプロの走りで持っているマシンのポテンシャルを引き出し続け、なんとか逃げ切り今季ベストリザルトの3位表彰台を獲得。
まとめ
どのチームも同じ条件ではありますが、悪天候により思ようにテストメニューをこなせない中、今季ベストリザルトを得られたのはチームとしても力を見せつけられたレースとなりました。
スペアエンジンに載せ替えた事もポジティブに働き、結果も伴った事は次戦に向けてもチームの士気を再び奮い立たせるいい材料になりました。
個人的にも、スタートを任せようかと案が出たりとチームからの信頼を得られている事も実感できました。
決勝中タイヤ無交換作戦を行ったチームは他にはいない中ライバルに迫る走りができたのは評価いただける内容だったと思っています。
まずは表彰台に上がれてよかった。
正直、チーム全体としてはこの気持ちが強かったと思います。
それくらい厳しい闘いが続いているのが現状です。
もちろん、優勝を目指しています。
ただし、このクラスはそんな簡単ではないと痛感しているのも事実です。
次戦はマシン、タイヤ、ドライバー、メカニック、全てにおいて厳しいであろうオートポリス戦。
とにかく自分達ができる事をひとつひとつ積み上げていく事に集中し、闘います。
今大会の応援もありがとうございました。
次戦の走りもご期待下さい。
