第21回Mt.富士ヒルクライム
今年もMt.富士ヒルクライムに参加してきました。
今回で通算5回目の参加で、リングの色がブルー→ブルー→ブロンズ→ブロンズときているので、
そろそろシルバーを取りたいと思って年明けから練習を続けてきました。
富士ヒル最大の特徴であるタイムに応じたフィニッシャーリングを下山後に配っています。
タイムの目安は以下の通り。
プラチナ:〜60分未満
ゴールド:〜65分未満
シルバー:〜75分未満
ブロンズ:〜90分未満
ブルー :完走者全員
パープル:女性完走者全員
このタイム設定が絶妙で参加者が各々目標を設定してゴールの5合目を目指します。
今年の目標は75分切り。
ネット上で出回っているデータを見ると出せるパワーや体重を考えると非常に厳しい目標ですが、直前の榛名山ヒルクライムで50分を切る自分にとっての好タイムを出せたので、可能性はゼロではないと判断しました。直前の試走はタイムがボロボロでしたが特に目標の下方修正をせず、目標達成のために腹を括って走ります。
長らく調子が悪く富士ヒル前週はGarminのステータスを見る限り調子が良くなかったので、疲労を抜くことを最優先に休みを増やして残りはローラーで短時間強度高め(VO2MAXあたり)の練習を行い、身体に刺激を入れる程度に留めました。そのおかげか多少調子が上向いた感覚を得られたので不安と期待が入り混じる中、会場に向かいます。
前日の様子です。
会場までは多少渋滞はありましたが、事故に巻き込まれることなく順調に現地に到着。
天候は生憎の雨でしたが、レース当日は雨が降らない予報なので一安心。
今年も人が多く、出展ブースが賑わっていました。
この先バイクの購入が控えているので物欲を刺激してはならないと思い、気になるものはたくさんありましたが、一通りブースを見て回り受付を済ませます。
受付の様子です。
今年からいつもの体育館ではなく、この木造の長い建物で行いました。
富士ヒルに参加していつも思いますが、人の流れをスムーズに処理するのが本当に上手く効率よく運営がされていてとても助かります。
受付を済ませた後は下山用の荷物を預けて翌日に備えて早めに会場を後にします。
宿のチェックインまで時間があったので、このエリアにあるスーパーに寄ってちょっと遅い昼ごはんと翌日の朝食とレース後に食べるものを買い込んでから宿へ向かいます。
宿に到着してからは翌日の準備を行い、その後入浴・夕ご飯を手早く済ませて速やかに寝ます。
20時くらいには布団に入りますが、普段と全く異なる生活リズムのため、移動の疲れがあって寝付けず。
サイクリストの朝はとても早い。
4時に起きて朝ごはんを済ませて速やかに指定された駐車場へ向かいます。
レース前はいつも眠気とだるさを感じることが多いのですが、この日は珍しく朝から頭がスッキリしていて良い感じ。
そして天気が良くて気持ち良い。
今回のバイクはこちら
パーツは基本的に3週間前と同じ。
長らく交換していなかったチェーンリングとプーリーを交換して少しでもロスを減らすことを意識。タイヤの太さは25Cで空気圧は前5.2bar後5.5barで設定。
段空気圧はポンプのメーターで確認していますが、レース当日は空気圧を測るデジタルゲージを使用。
車で駐車場に到着後はロードバイクに空気を入れたり着替えやボトルの準備を済ませて会場の富士北麓公園までアップも兼ねて向かいます。
当日朝の様子を載せたかったのですが会場到着がギリギリ過ぎて写真を撮り忘れました。
毎年思いますが、人が多い。
SNS上でトレインを募集していた人たちは、お目当ての人を探せるのだろうか。
幸い尿意を催すことがなかったので、到着後そのまま出走の列に並びます。
スタートまでは時間があるので、周りの人と雑談しながらスタートを待ちます。
富士スバルラインは景色のひらけたところが少なく、単調な景色が続きます。
今回は計測開始地点付近の料金所から5合目までの間でちょっと景色が良いポイントを紹介します。
1箇所目が一合目下駐車場を過ぎた地点。
場所は分かりにくいですが、この辺りは天気が良いと富士山が良い感じに見えるポイントです。
2箇所目が樹海台駐車場
場所は二合目の看板を過ぎたところ。
開けた場所で景色が良いです。本当は止まって写真を撮りたいところですが、登っている時はいつもレース時のようにタイムトライアルをしているので止まれず、下っている時止まろうと思っても毎回うっかり通り過ぎてしまう場所です。
3箇所目が大沢駐車場・展望台で四合目看板の手前。
ここは売店もあるので立ち寄りやすい場所で、ここも富士スバルラインの中では景色の良い場所です。
レース時は毎年ここで太鼓を叩いてくれているので、エネルギーをもらえるポイントです。
ゴール後の様子はこちら。
今年は天気が良く景色が良かったように思います。
ゴール後は全てを出し切ったので景色については正直あまり覚えていません。
下山用荷物を受け取って着替えを済ませて一息つきます。
SNS上で山頂荷物に食べたいお菓子に何を持ち込むかがネタになっていたので、そこに便乗して持ち込んだものはこちら↓↓↓
ハリボーはライド時にご飯休憩を取らない際、持参して食べてます。
グミは脂質が少なく効率よくカロリーを摂取できるのでおすすめです。
ただし、顎が疲れるのでそこは注意が必要です。
レースの結果がこちら。
最終的に18秒届かず。
今でき得る限りを尽くしたので後悔はありません。
何かやれることはあったのかもしれませんが、心拍のデータを見る限り限界ギリギリのところで踏み続けたので、これより強く踏んだらオーバーペースとなって最後まで持たなかった可能性が高かったのでただあと少し実力が足りませんでした。
左が2024年・右が2025年の走行データです。
前年と比べても心拍の面ではより限界ギリギリのところで粘り続けることができ、パワーの面でも着実に向上しています。それが平均スピードのアップに現れています。
ちなみに約24kmのコースを75分を切るのに必要な平均速度が19.2km/hです。
昨年の富士ヒル終了時点で75分切るペースで
走ることが全くイメージできなかったところから、1年後にここまで来られたのは、大きな収穫です。
今回は望む結果を得ることはできませんでしたが、結果に至るまでのプロセスには一定の手応えを感じ学ぶことが非常に多かったので、昨年より正しく練習を積み重ねることができたのかなと思います。
↑2024年
↓2025年
上が2024年、下が2025年の結果。
タイムの短縮だけでなくレース参加者内の相対的な立ち位置も上がりました。
とはいえ、目標とするところはまだまだ上にあるので、トレーニングのやり方やレース直前の調整方法など見つかった課題を見直して、9月以降の後半レースや来年の富士ヒルに生かしていきます。
それでは、また。
TEXT AND PHOTO Y.K.