スーパー耐久シリーズ2025 ~第2戦 鈴鹿大会~
開幕戦茂木大会ではトラブルに泣き、勝てるレースを失ってしまいました。
シリーズポイントを考えると是が非でも勝ちたい。
そんな思いで4月25日金曜日からレースウィークに入りました。

・4月25日(金)占有走行日
天候にも恵まれ温かく、春らしい気候の中、占有走行が行われました。
Aドライバーからチェック走行を行い、順調に走行を重ねていましたが、Bドライバーに代わり数周でアクセルペダルが反応しないトラブルが起きてしまいました。
午後一でスタートした占有走行は1時間とタイトだったため、原因がわからぬまま1時間の占有走行を終えました。
続く次の占有走行までの間にメカニックさんが考えられる原因を探り、部品チェックなどを行い、午後2回目の2時間の占有走行を迎えました。
しかし、トラブルは解決しておらず直ぐにピットイン。
診断機にかけたところ、午後一の際には出なかったエラーが出て原因を掴むことができました。
結果、Vベルトの損傷による症状でした。(※Vベルト・・・動力伝道の手段として使われる、V型の断面形状のもの)
本来、エンジンを降ろして数時間かかる作業になるものでしたが、チームの長年の経験と知識により40分程度で修理を終えました。
この日予定していた走行時間半分を失ってしまいましたが、トラブル改善後はすべてのドライバーの走行を終え、マシンのセットアップの方向性も確認できました。
タイムもクラストップタイムで終えて、レース中に出なくてよかったと前向きに捉えられる1日にすることができました。

・4月26(土)占有走行、予選
・占有走行
午前中1時間の占有走行に、午後、予選が行われました。
占有走行では、A、Bドライバーさんの予選シミュレーションをメインに過ごしていきました。
タイヤもニュータイヤを投入し、タイムも大幅にアップ。
しかし、A、Bドライバーさん共に納得のいくアタックはできなかったようで、走行後ドライビングロガーの確認を行っていました。
残り10分程度の時間で、私自身も状態のいいタイヤでのチェック走行をさせて頂き、マシンの挙動を確認することができました。
アンダーステア傾向だったので、予選に向け、フロントの車高を落とすセット変更を施しました。
・予選
Aドライバー
守りに入りすぎたようで、ニュータイヤのグリップを活かせないラップだったようです。
それでも、クラストップタイムで予選を終えました。
Bドライバー
目標にしていたタイムをクリアし、週末の過ごし方をリザルトに残すことができました。
シフトミスをしてしまい悔いが残ったようですが、素晴らしいアタックラップでした。
A、Bドライバーの合算タイムによりクラス2番手のリザルトでしたが、後の車検によりポールポジションの車両に、車両違反の判定が下され、今季初のポールポジションを獲得することができました。
C、Dドライバー
続く私自身が担当する予選では、ガスの搭載量を満タンにし、更に摩耗状況が進んでいるタイヤに履き替えて、翌日の5時間レースでのマシンのバランスチェックを行いました。
アンダーステア傾向ではあったものの、セット変更でバランスを変える必要があるほどではありませんでした。
棚ぼたで掴んだポールポジションであったものの、ポールポイントのシリーズポイント1ポイントも獲得し一番いい位置からのスタートでベストな1日となりました。
・4月27(日)決勝日
迎えた決勝日、24時間レースを除くと一番長い5時間レース。
マシン、タイヤ、燃料のマネジメントが非常に難しいレースになることが予想されました。
乗車の順番は、A→C→B→Dドライバーのスケジュールで走行致しました。
Aドライバーはスタートから順調に周回を重ね、後続を引き離すことはできませんでしたがトップを守ったまま33周のスティントを終え、戻ってきてくれました。
しかし、車両の特性上ライバルのレクサスRCよりも給油時間がかかってしまったため、
Aドライバーから私にドライバーチェンジしコースに戻ったころには21秒のビハインドでのコース復帰となり、追いかけるスティントとなりました。
34周のスティントを予定していたため、燃費とタイヤのマネジメントをしながらの追い上げとなり、とにかくミスをしないよう心掛け丁寧に周回を重ねました。
21秒あった差を20周ほどかけて詰めていきました。
背後に迫ったもののライバルのディフェンスと、車両特性の違いにより中々オーバーテイクするまでには至りませんでしたが、あきらめずプレッシャーをかけ続けライバルのミスを誘い、オーバーテイクすることができ、クラスポールで自分のスティントを終えることができました。
クラスポールでBドライバーにドライバーチェンジをしましたが、ピット作業で再度逆転されてしまいました。
しかし、Bドライバーの気迫ある走りでコース上にて再度オーバーテイクし戻ってきてくれました。
最終スティントDドライバーは若手で速いドライバーなのでトラブルさえ出なければポジションを守ってくれると安心してチェッカーまでの走りを見届けていました。
車両トラブルも最後まで出ることなく、トップチェッカーを受けることができました。

・まとめ
前大会の茂木開幕戦ではスタート直後のトラブルにより勝負権を失ってしまいやるせない結果に終わり、シリーズポイントを考えると勝っておきたい状況の中、全員がしっかりと勝利への仕事をこなし、無事優勝することができました。
時間が長いレース程獲得ポイントが多いので、次戦24時間レースはシリーズにおいても一番重要なレースとなります。
今大会、鈴鹿戦において優勝ができ、チームも良い雰囲気で24時間レースに臨めます。
昨年の24時間レースは、レースの半分をトップで進められていたものの、天候に翻弄され惜しくも2位で終わってしまったので、今年こそは優勝します。
今大会の応援ありがとうございました。

TEXT AND PHOTO 銘苅 翼
