東京エンデューロ!
春直前の3月10日、毎年恒例の東京エンデューロに参加しました。
会場は会社にもほど近い道満公園。
彩湖の周りを周回するコースとなります。
これは自転車のいわゆる耐久レースで、4時間かけて走った距離を競います。
チーム戦となりますが、チームのメンバーが一緒に走るのではなく、交替制です。どんな順番で何回交替してもいいので、タスキ(実際には足に付けるアンクルバンド)をつないで4時間先のゴールの時刻を目指します。
今回はエースのノザワ、若手のコヤマ、初参加の又蔵、そして代表自らが走る4名1チームでの参加となります。
奇しくも30代・40代・50代・60代から1名ずつの年代混成チームとなりました。
7時集合としましたが、会場はすでに大勢の人であふれています。
エンデューロには男女合わせて433チームが出走したようです。
自転車のパーツ等を売る屋台も出て、賑わっています。
4時間耐久の前には個人タイムトライアルも行なわれるのですが、すごいスピードでロードレーサーがコースを駆け抜けていきます。
出場に制限はなく、規程ではママチャリでも参加できることになっているのですが、みんな”ガチ”の人が多いようです。自慢の愛車にそろいのサイクルジャージで臨んでいます。
浦和興産も勝負には熱くなる社風ですから、1周でも多く走るべく気合を入れていきます。
午前10時、スタートしました。
この日は風が強く気温がなかなか上がってきません。
前日の雨で水たまりが残り、ややバッドコンディションです。
浦和興産チームのトップバッターはエースのノザワ選手。
ローリングスタートからじりじりと前を狙っていきます。
しかし、ここでいきなりのアクシデント。
後方から他の自転車に追突され、ノザワ選手が落車してしまいます。
自分のせいではないのですが、競技中の落車は初めてということだったので、身体も痛いですが気持ちとしても痛恨の思いのようです。
しかしここからが浦和興産のチームワークの見せどころです。
即座にコヤマ選手がアップに入りスムーズに交替、6周のロングライドに入ります。
周りもラップタイムを計測しながらコース脇から選手に情報を伝えていきます。
3番手は代表。
さすがはアスリートということで、年齢を全く感じさせない走りです。
どころか、周回ごとにラップタイムを縮めてきます。
4番手は又蔵。
自転車通勤の脚力を活かして、初めてながら着実につなぎの役割を果たします。
そしてベースで回復を図っていたノザワ選手が再度登場。
「走っていたほうが痛みが治まる」と謎のセリフを残し、なんとこの日のベストラップを叩き出します。
最後はコヤマ選手。
今までの平均ラップを上回る速度で回らないと1周分記録が変わってしまうという状況でしたが、気合の走りで見事目標をクリアしました。
結果は26周、男子の部では167位、平均速度32.7km/hという成績でした。
自分達のなかではドラマもあって盛り上がり、また過去最高周回ということで満足のいく内容でした。
いろいろ改善すべき点も見つかったので、今後はさらに上を目指していきたいと思います。
この大会、もちろん走るほうは爽快感があって楽しいのですが、応援するほうもコースが近いので迫力があって応援し甲斐があり、盛り上がります。テントや食料を持ち込んで快適に観戦することもできます。
来年はぜひ皆様も応援または選手として参加してみてください。