『宮沢賢治 銀河への旅~慟哭(どうこく)の愛と祈り』
日時: 2019年3月13~14日
時代を超えて愛される宮沢賢治の作品。その独特の世界を生む背景には、
賢治が生涯をかけて愛した一人の男性がいた・・・
残された賢治の手紙、ノート、資料などから新たな賢治像が驚き浮かび上がって来ます。
宮沢賢治の愛した人。ちょっと衝撃的な勉強会です。
以下、参加者のコメントを紹介します。
「今日の勉強会では保坂嘉内を初めて知りました。韮崎出身ということで親近感がわきます。あの当時、農業を学ぶため山梨から東北へ行くこと。どれだけの覚悟が必要だったか。(しかも文学に影響されてとのこと)きっと宮沢賢治も夢中になってしまうような魅力的な人物だったのでしょう。
宮沢賢治の小説・詩をまた読み直したいと思いました。きっと違った視点で気付きがあると思います。」(グラデ・アマノ)
「宮沢賢治については、比較的現代に近い時代に生きた人ながら、どことなくミステリアスで、その人物像については朧げな感を拭えずにいます。それは彼の作品たちのようにどこか現実社会から目を閉じた夢のようなファンタジーの中に存在するかのように・・。
今回のエピソードについては、確かに知ることで作品の見方が変わる程のインパクトのあるものだと思います。また、宮沢賢治という人物と作品を理解する上で大きなヒントとなりそうです。
あの銀河鉄道のカンパネルラに重なる人物(保坂嘉内)、そして夜の静寂に広がる無数の星々のきらめきを行く汽車。その風景もさることながら、彼の心の心象風景としてあまりに幻想的で美しく儚さをも秘めた世界は人々をこれからも惹きつけてやまないことでしょう。」(宮沢?賢一)